通信制高校のデメリットについて

こんにちは。福岡の野田です。

今日は前回紹介できなかった、通信制高校のデメリットについてお話ししていこうと思います。通信制高校は「単位制」という特別な仕組みから、全日制高校にはないメリットがありますが、当然ながらデメリットも存在します。

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デメリットについては、通信制高校の入学を検討する際の比較対象になりますからね。それではではひとつひとつ説明していきましょう。

自主性が求められる

全日制高校は、3年間学校に通いながらカリキュラムに従い学習を行っていくわけですが、基本的に学校側(先生)に勉強や生活を管理されますよね。しかし、通信制高校では、勉強面や生活面を含めたほとんどが生徒に任されます。

勉強はもちろんのこと、レポート作成などもすべて自分でやらなければならないですし、勉強する時間についてもすべて自分で管理していかなければならないのです。そのため、自己管理が大変で通信制高校に3年以上在籍している人や、学校を辞めていく人も少なくないんです。

公立の通信制高校の場合は卒業率が40%程度といわれていますからね。このように、通信制高校では自主性、自己管理がかなり重要になってくるわけですが、自由度の高い通信制高校だからこそ生じてしまうデメリットといえるのではないでしょうか。

生徒同士で合う時間や交流機会が少ない

通信制高校では、登校日が週に1~2回といったところが多いですが、クラスなどがはっきりと決まっていない通信制高校などは全日制高校と比べると、先生やクラスメイトと一緒に過ごす時間は当然ながら少なくなります。

また、通信制高校よっては、ほとんど通学せずに卒業できるところもあるため、生徒同士の交流機会は非常に少ないです。そのため、学校で知り合った生徒同士で遊びにいったりというのは中々難しいですので、友達を作るという点ではデメリットといえます。

ただ、学校によっては全日制高校と同じように登校することができたり、学校行事が活発なところもありますので、学校を選ぶときの比較ポイントのひとつとして確認してくださいね。ではでは。

通信制高校の魅力について

こんにちは野田です。

今日は通信制高校に通うメリット・デメリットを紹介しようと思っていましたが、少し変更して通信制高校の魅力についてお話しします。

まず、一番の魅力といえば、自分のペースで勉強をすすめられるということでしょう。。これには理由があって「単位制」というシステムが関係しています。単位制とは分かりやすくいうと、卒業に必要とされる単位を修得することで高校卒業の資格を得ることができるというものです。

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単位制は毎日通学する必要がなく、普段は自宅での学習になるからです。無理して周りに合わせて勉強するのがストレスに感じる人もいますからね。

さらに、これも単位制によるものですが、スクーリングといって、学校に登校して授業を受ける以外は、基本的に通学しなくていいため、たとえ不登校だとしても卒業することができるという点も魅力といえます。

また、普段通学しなくていいことで、自由になる時間が多くなるため、アルバイトや趣味などと学校を両立できるのも魅力といえます。このほかにも、留年という概念がなかったり、全日制高校に比べると、校則に縛られることが少ないといった魅力もあります。

こうして見ると、全日制高校と違った部分ばかりになりますが、高校卒業資格については、全日制高校と全く同じですからね。安心してくださいね。

さて、今回は通信制高校の魅力について紹介してきましたが、こういった情報を知ることで、少しでも通信制高校に興味を持ってくれる人が増えれば嬉しいです。次回は、今回お伝えできなかった通信制高校のデメリットについて紹介できればと思っています。ではでは。

通信制高校の情報を配信するブログはじめました!

はじめまして!

福岡県福岡市のとある通信制高校で非常勤講師をやっている野田といいます。

今日から、いろいろな方に通信制高校のことを知ってもらおうと思いブログを立ち上げることにしました。よろしくお願いします。

さて、今日は簡単に通信制高校とはどんな高校なのか説明させていただきますね。一般の高校、いわゆる全日制高校と比較すればどんな高校なのか分かりやすいと思いますので違いをまとめてみました。

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まず、通信制高校は、全日制高校と違って、毎日学校に通う必要はありません。自分で学習する自習スタイルが基本となります。

そして、全日制高校は「学年制」といって、皆さんよく知っている、1年生、2年生、3年生と1年ごとに進んでいき、3年生の最後に卒業できるという仕組みですが、通信制は「単位制」です。

単位制とは、自分で決めた日に登校して、スクーリング(学校で授業を受ける)をはじめ、レポートを提出したり、テストを受けることで単位を取得していき、決められた単位に達することで卒業できる仕組みになります。

全日制高校との違いは大きく分けてこの2つになりますが、通信制高校というのがどんな高校か大まかな部分は分かってもらえたと思います。

ただ、共通する部分もあります。それは卒業までの期間です。通信制高校は単位制ということで、「早く単位を取得すれば卒業も早くなるのでは?」と考える人もいると思いますが、どんなに早く単位を取得しても、学校教育法によって定められている3年間の在籍が必要になります。

通信制高校には、高校を中退した人や、働いている人、理由があって現在通っている高校を卒業できそうにない人など、いろいろな人が通っています。

次回は、通信制高校に通うメリット・デメリットについて紹介していきますね。ではでは。